Node.js v0.11.11 マニュアル & ドキュメンテーション


console#

Stability: 4 - API Frozen
  • Object

標準出力と標準エラーに出力するためのものです。 ほとんどのブラウザで提供されているコンソールオブジェクトと同様ですが、 出力は標準出力か標準エラー出力に送られます。

コンソール関数は出力先がターミナルまたはファイルの場合は同期 (早すぎる終了によりメッセージが失われるケースを防ぐため)、 パイプの場合は非同期 (長時間ブロックすることを防ぐため) です。

つまり、以下の例では標準出力はノンブロッキングですが、 標準エラー出力はブロッキングです:

$ node script.js 2> error.log | tee info.log

通常の使用では、膨大な量のデータを記録するのではない限り、 ブロッキング/ノンブロッキングのどちらなのかを心配する必要はありません。

console.log([data], [...])#

改行を伴って標準出力へプリントします。 この関数は printf() のように複数の引数を受け付けます。

console.log('count: %d', count);

最初の引数文字列からフォーマット要素が見つからなかった場合は、 util.inspect が各引数に使われます。 より詳細は util.format() を参照してください。

console.info([data], [...])#

console.log と同じです。

console.error([data], [...])#

console.log と同様ですが、標準エラー出力にプリントします。

console.warn([data], [...])#

console.error() と同じです。

console.dir(obj)#

util.inspect を使って obj を文字列化した結果を標準出力にプリントします。 この関数はあらゆるオブジェクトのカスタム inspect() 関数をバイパスします。

console.time(label)#

タイマを作成します。

console.timeEnd(label)#

タイマを終了し、結果を出力します。例:

console.time('100-elements');
for (var i = 0; i < 100; i++) {
  ;
}
console.timeEnd('100-elements');

console.trace(label)#

現在のスタックトレースを標準エラー出力にプリントします。

console.assert(expression, [message])#

assert.ok() と同様に、もし expressionfalse に評価されると、 message を持つ AssertionError がスローされます。